●アラビカ種とロブスタ種
コーヒーの木はアカネ科のコヒア属の植物で、四十種以上の「種」がありますが、栽培種としてはアラビカ種、ロブスタ種、
リベリカ種の三原種に分かれています。
特に日本で飲まれているコーヒーは、殆どがアラビカ種とロブスタ種のものです。
●アラビカ種
世界で生産されるコーヒーのおよそ三分の二はアラビカ種。アビシニア(現在のエチオピア)が原産国だと言われています。
他の種よりも味と香りが優れているのが特徴で、私たちがストレートで楽しむ珈琲はほとんどがアラビカ種のものです。
ブラジル・コロンビアなどの中南米諸国、エチオピア・タンザニア・ハワイ・インドなどで幅広く栽培されています。
●ロブスタ種
強い苦味が特徴のロブスタ種は、世界のコーヒー生産量の約三分の一を占めています。
ロブスタ種の豆はストレートで飲むコーヒーよりも、ブレンドやインスタント・缶コーヒーに良く使われています。原産地はアフリカのコンゴで、
現在は西アフリカ、インドネシア、ブラジルなどで栽培され ています。