昔、楽しげに歌う鳥たちが、疲れた旅の男の足元に落としていった不思議な実。
その赤い実を集め、煮詰めて飲んだ時、旅人の体には元気がみなぎり、心は晴ればれ・・・
鳥たちはその時、人間に豊かな旅の扉を開く一枚の秘密の切符を渡してくれたのでした。
そんな最初の出会いの日から十数世紀の時が流れ、今や私たちの文化・社会・歴史のすみずみにまで浸透し、ゆとりある生活、やすらぎのひとときの代名詞となったコーヒー。
新しい出会いの始まる朝の食卓に、親しい触れあい、集いの席に、充実した一日の終わりに、希望として、挨拶として、くつろぎとして、人生という旅の時間を豊かにいろどってくれる このかぐわしいパスポートを。